「秋の乾燥と泌尿器の健康」

2025.10.31

 当院では毎月第4水曜日午後1時から健康講座を行っております。こちらの医療コラムではその内容で掲載しております。(ちなみに10月の健康講座からChatGPTとテーマについては相談しながら決めています。)

 夏の間には毎日のように熱中症、ニュース番組では暑かったと報道されています。(暑かったのは知っているので、ニュース番組の冒頭で熱かった報告をするのはどうかと思います。)なので、みなさんある程度、意識することだと思います。しかし、10月にもなってくると脱水などについての啓蒙活動等は見なくなります。高齢者を中心に1年中脱水の可能性はあるものです。

 まず水についてです。生物が生きていくためには必須のものです。水は水分補給の形で摂取され、小腸や大腸などで吸収され、血液として循環し、腎臓で再吸収・排泄されます。循環していく中で様々なものを運搬します。栄養分を溶かして運んだり、老廃物を運んだり川のイメージよりも道路のイメージの方が適切でしょうか(血管という道路を血液や血漿というトラックが走り回っている)。また、水は固体に比べて熱しにくく冷めにくい性質があります。発汗などの機能でも体温調節に関与しています。水が体から出ていく出口は4つあります。呼気(ハーっと吐くと白くなったりしますよね)、汗、尿、便です。半分以上がおしっこです。ちなみにサウナ1回で300~400mlの汗をかくようです。3セットした日であれば、もしかするとおしっこよりも汗の方が多い日もあるかもしれませんね。体の中の水分量は赤ちゃんの頃は80%、成人男性/女性で65/60%、高齢者男性/女性で55/50%とされています。成人から高齢にかけて変化を示すのは筋肉量の低下と脂肪量の増加によるものと思われます。

湿度が下がると不感蒸泄量は増えます。これはみなさんも納得できると思います。冬はカサカサのイメージですよね。夏はベトベトです。秋はベトベトからカサカサに向けて移行していく季節です。体調の変化はこういった変化の時期におこりやすいものです。

脱水は体重減少が3%以上あるものを指しており、その手前までを隠れ脱水と言います。サウナに行くと皆さん隠れ脱水になっていますので、水分補給はしっかり行いましょう!脱水の判断を簡単にするためにはおしっこの色を見るのが簡単です。透明なおしっこは脱水ではなく、むしろ水分が多めくらいでしょうか。茶色が濃くなってくると大分足りないサインです。意識して水分摂取するようにしましょう。

泌尿器関連では、寒くなる時期には膀胱が過敏になったり、前立腺肥大症の症状が悪化する傾向にあります。例えば、「トイレの失敗をしたくない」、「夜間トイレに起きたくない」などの理由で水分を控える方が多くいます。これらの対策としては下腹部や足元を冷やさないことが大切です。ふくらはぎを温めることは有効だと思います。また、お風呂に温まることも有効なのですが、毎日お風呂に入れない方もいると思います。そういった場合には足湯だけでも夜間の排尿回数が減ったと報告されています。

WEB予約
WEB予約 電話