排尿機能学会(佐賀市)に参加してきました

2025.09.12

9月4日~6日佐賀県佐賀市で第32回日本排尿機能学会が開催されており、私も初日から参加してきました。(私が不在の間に受診された方、休診でご迷惑をおかけしました。)

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私は日本排尿機能学会の専門医であるため、定期的に学会参加をし、学会の参加のポイントと教育講演の受講が義務づけられております。今回は佐賀市に行ってまいりました。ちょうど台風が来ていた時期でもありましたので、天候に不安を感じておりました。私が佐賀駅に着いた頃には雨は降っておりませんでしたが、通りを歩いている人たちは傘を持っていたり、地面が塗れていたりと雨上がりに着いたようでした。

2日目は昼前から学会参加でよさそうな日程であったため、1か所だけ観光に行ってみようと調べてみました。佐賀城、歴史博物館、大隈重信記念館などが出てきました。ちょっと歴史好きなので、大隈重信記念館に行ってみました。とは言え、大隈重信の名前は勿論知っておりますが、何をやった人?と聞かれると、正直答えることができませんけど、、、。

朝から出発したのですが、佐賀もやはり暑く、記念館に着いた頃にはすでに汗が滝のように出ていました。この大隈重信記念館は大隈重信の生家と隣に早稲田大学出身の設計士さんが建てた記念館の2棟となっておりました。

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まず、入館チケットを買う受付の方が随分親切な方で、大隈重信について熱く語ってくれました。(受付で熱く語られたことはあまりないので、驚きました。よっぽど熱い想いがあるのでしょう。暑い中語っていただき、ありがとうございました。僕の背中は汗だらけでした。)当然館内は一人で見て回るものと考えていたのですが、生家については、つきっきりで案内をしてくれるとのこと。贅沢な観光をありがとうございました。勉強になりました。

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平日だったこともあり、館内にお客さんは私だけ、独り占めして申し訳ない気持ちでいっぱいでした。生家の中にも上がることができました。行った日がちょうど9月5日と5のつく日でもあり、生家の2階にあがることもできました(ラッキーでした)。2階に大隈重信の自室があり、勉強机も置いてありました。独特なつくりとなっており、柱が飛び出ていて、眠くなった時に頭をぶつけて眠気覚ましにしていたとか。スタッフの方の勧めで私もごつんとさせていただきました。これで私の経度認知症も改善してくれると良いのですが、、、。

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また、早稲田実業の生徒が来ることもあり、縁起のよい柱に頭をごつんとするとその年の成績が良いとのことでした。(私も柱にごつんとさせていただきましたので、成績が上がるはずです)その後は記念館の方で大隈重信のやってきたことの展示を見ました。大隈重信の主な実績ですが、早稲田大学の創設者(慶応義塾は福沢諭吉ですよね)、日本で最初の鉄道の敷設。2度の総理大臣。すごい人ですよね。日本最初の鉄道は新橋から横浜間である。これは歴史で必ずならうことですよね。これくらいは私も知っておりました。この敷設を主導的に行ったのが、大隈重信だそうです。また、この新橋横浜間には陸軍の施設があり、鉄道敷設の許可がおりなかったため、海上に堤防をつくり、その上を走らせていた(高輪築堤)。薩長土肥ということばがありますが、肥は佐賀藩です。明治新政府の参与に大隈重信はなっていたのですね。(他の参与は東久世通禧(ひがしくぜみちよし)、木戸孝允、大久保利通、後藤象二郎、副島種臣(そえじま たねおみ)、板垣退助だそうです。)他にも業績は多く、太陽暦の採用や金本位制導入にも関わっているようです。すごいですね!

知らないことばかりでした。「諸君は必ず失敗する、、、」これは卒業式での言葉とのことです。つまり、成功があるかもしれませんが、失敗の方が多い。失敗に打ち勝つ精神力が必要という意味でした。歴史の偉人と言われる人たちの足跡をたどると、自分もちょっと偉くなったような気がします(気分だけ)。

排尿機能学会にもちゃんと参加して、勉強もしてきているのでご安心を、、、。写真ではほとんど人がいないように見えますが、最近眼鏡があっていないのか字が見えにくいため、前の方の席に座っているので人がまばらなだけですよ!ちゃんと後ろには多くの聴衆が参加していましたよ。

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アリーナの中の会場は初めてではない(幕張メッセも同じ?)ですが、非常に珍しいです。観客に、見守られながら(雰囲気だけ)の学会参加の気分でした。

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