『年末年始に気を付けたい尿路結石』
すでに年も明けて日にちがたっておりますが、、、。先日の健康講座の内容をざっくり解説させていただきます。
まず尿路結石という言葉について
尿路とはおしっこの通り道です。おしっこは腎臓で作られ、腎盂で受けて、尿管を通って、膀胱に溜まる。尿道から排出される。これらの臓器が尿路なります。また、腎臓から尿管までを上部尿路、膀胱よりも先が下部尿路と言います。
「痛い疾患」とgoogleさんに検索してもらうと、世界3大疼痛(心筋梗塞、尿路結石、群発頭痛)があり、Chat GPTさんでは三叉神経痛、尿管結石とのことでした。他には尿管結石の痛みのことを『King of Pain』という言い方まであるようです。カッコ良いですね。
では、尿路結石はどれも痛いのかというとそうではありません。腎結石、膀胱結石ではそれほど強い痛みを訴えることはありません。痛みが強いのは尿管結石です。
では、なぜ尿管結石で痛みが出るのかというと、尿管結石が尿管内ではまり込み、結石を起点にダムを造ります。ダムはどんどん拡張していき、腎臓にまで至ります。腎盂が拡張することで腎臓の被膜が伸び、痛みが出るということです。また、痛みの程度はこの被膜が伸びるスピードに比例すると言われたりしています。結石の大きさではなく、この被膜が急激に伸びると激痛が出ます。
尿管結石の痛みの場所 腎臓は腰の筋肉の上に乗っかるようなところにありますので、背中側にあります。そのため、尿管結石の痛みは背中。肋骨が半分乗っかっている感じの場所となります。
1965年から10年ごとに尿路結石の統計があります。この集計をを見てみると2005年までは右肩上がりとなっており、2005年から2015年にかけてはほぼ横ばいでの推移のようです。男女ともに同じような傾向にあります。1995年から2005年にかけての増加傾向が顕著になっております。原因としては食生活の欧米化があるようです。世界との比較をしてみるとアメリカ、スペインにもう少しで追いつくくらいにもなっています。が、日本人は欧米の人ほど極端な肥満の方も少ないですから、おそらく今後も横ばいでの推移になるよ考えられます。
年末年始になると
寒さでからだは冷え、水分摂取量は減り、アルコール摂取の機会が増え、運動不足となります。これらは全て尿路結石のリスクとなるものです。さらにおせち料理はそもそも日持ちをさせるための食事でもありますので、砂糖や塩分が多めに入っています。また、縁起物として子だくさん関係のものは尿酸が多く含まれる傾向にあります。
対策としては
- 量を意識する。
- バランスを整える
- だらだら食べをしない
- 餅の食べ方、量には注意
が必要です。
具体的には。塩分を摂りすぎたと思った場合には、カリウムを多めに摂ることを意識しても良いと思います。カリウムは水溶性のため、煮汁も一緒にとるようにしましょう。
糖質を多く取った場合には食物繊維を多めに摂りましょう。
対策で最も有効なのはやっぱり運動です。過剰に摂取したエネルギーを消費するとともに、水分補給しながら汗を流せば、塩分の過剰摂取にも有効です。